レム睡眠とノンレム睡眠
眠りは「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」の2種類
私たち人間の一晩の眠りは、同じ性質の眠りがずっと朝まで続いているわけではありません。
私たちの眠りには「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」の2種類があり、この性質の異なった2種類の眠りをワンセット90分程度で、交互に4〜5回繰り返し、朝の目覚めを迎えると言われています。
具体的に眠りの順を追うと、
② 90分くらいたつと、眠りが浅くなり「レム睡眠」に変わる
③ レム睡眠は短く、数分から20分くらいで、また「ノンレム睡眠」になる
※この繰り返しを4〜5回続けて、朝、目が覚めることになる。
というサイクルになります。
また、レム睡眠の一回の持続時間は、朝方にかけて長くなっていくという特徴があります。
レム(REM)睡眠
レム睡眠とは、まぶたの下の眼球が上下左右に素早く動く特徴から、英語の「 Rapid Eye Movement(急速眼球運動)」の頭文字をとってレム(REM)と名付けられました。
レム睡眠は、脳細胞の活動が起きている時と同様に活動しているのに、体は弛緩しぐったりと支えられなくなるため、おもに体を休めるための眠りと考えられています。
レム睡眠の特徴
眠っているのに、脳波が覚醒時に近い
まぶたの下で眼球が急速にぴくぴくと動く。目で何かを追っているようにも見える
体を支えている筋肉の緊張が緩和されるため、ぐったりと脱力する
夢を見ていることが多い
呼吸が浅く、ときどき早まる
レム睡眠は、持続時間が短く、朝方にかけ長くなっていく傾向があります。
夢を見ている時はレム睡眠の状態にあると言われ、睡眠の実験では、被験者をレム睡眠の状態で起こすと80パーセントの人が夢を見ていたと回答したというデータもあります。
夢の中で何かに追われて、思うように逃げられずに汗びっしょりで目が覚めた、夜中に朦朧とした意識で目覚めると、体が金縛りにあったように動く事ができない・・・
というような体験も、レム睡眠時の筋緊張低下と関連していると考えられます。
また、レム睡眠時は、呼吸や脈拍が乱れるなどの自律神経系の変化が現れることも知られています。
脳が覚醒している浅い眠りの為、レム睡眠時に起床すると、すっきりした目覚めが得やすいと言われています。
ノンレム睡眠
ノンレム睡眠とは、レム睡眠以外(NON REM ー 急速眼球運動を伴わない)の睡眠のことを言います。
ノンレム睡眠は、脳波の出現パターンにより、次のように、S1〜S4(睡眠が浅い→深い)の4段階に分かれます。
第2段階(S2) 〜 軽く寝息をたてるくらいの眠りで、ノンレム睡眠中の一番多くを占める眠り
第3段階(S3) 〜 真ん中くらいの深さの眠り
第4段階(S4) 〜 最も深い眠り
このうち、第3段階、第4段階には、脳波にデルタ波(徐波)が現れ、これらの睡眠のことを「徐波睡眠」と呼びます。
よく眠れた、ぐっすり寝たと感じるときは、この徐波睡眠にある事が多く、いわゆる「熟睡」の状態です。
ノンレム睡眠の特徴
・深いノンレム睡眠で成長ホルモンの分泌がさかんになる
・体の姿勢を保つ筋肉が動いている
・呼吸数と脈拍数が少なくなり、深い呼吸が規則正しく続く
・体温、基礎代謝が下がる
このようにノンレム睡眠は、レム睡眠とは性質が異なり、体の姿勢を保つ筋肉は動いているものの、脳の活動ががくんと低下することから、おもに脳を休める睡眠と考えられています。
一晩の睡眠のまとめ
私たち人間の一晩の睡眠の特徴をレム睡眠とノンレム睡眠に関連してまとめると、次のようになります。
眠りはノンレム睡眠からはじまる
ノンレム/レム睡眠のサイクルは約90分ごと
熟睡状態である徐波睡眠は、睡眠の前半の1/3に多く見られ、睡眠の開始に関連している
睡眠中のノンレム睡眠が占める割合は、全体の70パーセント程度
レム睡眠が占める割合は30パーセント程度
このように、睡眠の多くを占めるのは脳を休める睡眠と言われているノンレム睡眠です。
眠りの機能や存在意義については、まだまだはっきりとは解明されてはおらず、秘められた謎の部分が多いですが、その割合からも、眠りには脳(心)を休める重要な働きが多大にあることは間違いがなさそうです。
毎日の健康のためにも、日頃から、夜にしっかりとした睡眠がとれる環境を意識したいですね。
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