眠りこころラボ|セロトニンを増やして不眠を退治!良質なセロトニンサプリも厳選紹介!

眠りこころラボ|セロトニンを増やして不眠を退治!良質なセロトニンサプリも厳選紹介!
  • ホーム
    home
  • 眠りについて
    sleep
    • 「睡眠」を詳しく
    • 不眠症改善メニュー
  • セロトニンについて
    serotonin
  • こころの病気について
    heart
  • 薬について
    medicine
眠りこころラボ TOP > こころの病気について > うつ病 > 「はじめての問診」うつ病で聞かれる質問の意図とは?

「はじめての問診」うつ病で聞かれる質問の意図とは?

心療内科や精神科を受診すると、最初にどんな診察をするのでしょうか。

風邪やけがなど体の病気で内科や外科の診察は誰しもが経験したことがあると思います。

けれども、心療内科や精神科については一度も受診したことことがない方という方も多いのではないでしょうか。

ここでは、そういった方のご参考までに、一般的な精神科(心療内科を含む)では、

「初診時にはどんな診察をするのか」
「うつ病の診断はどのように下されるのか」

ということについて解説したいと思います。

うつ病の診断は問診が中心になる

この記事の目次

  • 1 うつ病の診断は問診が中心になる
  • 2 うつ病の初診できかれること
    • 2.1 初診でよく訊かれる質問
  • 3 うつ病の診断に必要な問診
    • 3.1 「発症の契機」について
    • 3.2 「病前性格」について
    • 3.3 「既往歴」について
    • 3.4 「家族歴」について
    • 3.5 「生活歴」について
    • 3.6 生活歴で重要になるポイント
      • 3.6.1 出生時
      • 3.6.2 乳幼児期
      • 3.6.3 学業生活
      • 3.6.4 職業生活
      • 3.6.5 結婚生活
      • 3.6.6 老年期
  • 4 うつ病の診断手順

例えば風邪のような体の病気の場合は、

・熱を計る
・のどの状態を見る
・胸の音を聴く
・リンパ腺を触診する

といったことを医師が行います。

医師はこれらの、数値、視覚、触覚、聴覚などの五感から直接伝わる情報と、問診の際の本人の申告による症状を総合的に判断して、風邪の程度を診断します。

しかし、うつ病をはじめとしたこころの病気の場合は、明確に目にみえる、数値的な指標や視覚で判断できる特徴があるわけではありません。

そのため、患者さんの心身の状態、特に精神状態を知るために問診を中心とした診察が行われます。

うつ病の初診できかれること

特に初診時においては、病気の判断のどれくらいの程度の症状なのかを的確に判断するために、じっくりと時間をかけて問診を行います。

逆に言えば、初診時にしっかりと時間をとらずに、いわゆる「3分診療」でろくに患者の話を訊かずに、薬だけすぐに処方するような精神科医は信用できませんので注意して下さい。

初診でよく訊かれる質問には、次のようなものがあります。

初診でよく訊かれる質問

「いつごろから気分が沈んだり、憂うつになったりするようになりましたか?」
「睡眠は十分にとれていますか?」
「食欲はありますか?」
「人の会うのがおっくうですか?」
「一日のうちで一番調子が悪いのは何時くらいですか?」
「趣味などの何か楽しめることはありますか?」
「今、一番困っていることはなんですか?」

このように、さまざまなタイプの質問を受けますが、質問の目的は、次のような事項について細かく確認をとることにあります。

・発症の契機
・病前性格
・既往歴
・家族歴
・生活歴

これらのことをしっかりと確認することにより、うつ病の病像(病気の全体像)をとらえて、治療の方針や薬の処方の内容を決定するのです。

うつ病の診断に必要な問診

これらの問診の目的について、ひとつづつ確認していきたいと思います。

「発症の契機」について

発症のきっかけを知ることが目的です。

心身の疲労によるものか、対人関係によるものか、それとも親しい人との別れによる喪失感が原因なのか、など発症の要因を詳しく確認することで、今後の治療の方針を探ります。

さらに、環境的な要因が影響しているのか、それとも遺伝的な素因が強いのか、といったことも確認し、現在おかれている状況そのものを改善していくのか、病気そのものに対する薬物治療に比重をおいたほうがいいのか、などの治療の展望を立てます。

「病前性格」について

うつ病には、「うつ病になりやすい性格」というものがあります。

うつ病の治療では、うつ病になる前の性格=病前性格を知ることが非常に重要になります。

最近では、若者に多い、依存性が強く甘えているだけとも誤解を受けやすい新型うつ病とよばれるうつ病も多くなっています。

新型うつ病の場合、自らうつ病を治そうという意思に乏しく、従来のうつ病の治療をそのまま施しても、一向に改善が見られず慢性化してしまう場合があります。

そういった事態を避けるためにも、病前の性格をしっかりと把握して、治療の方向性を誤らせない注意が必要になります。

「既往歴」について

既往歴とは、過去の病気や健康状態のことです。

体の病気がうつ病を引き起こすきっかけや原因になることがあります。

こころの病気の診断は、その精神状態に体の病気が影響していないかどうかを疑うことからはじめます。

そして、体の状態が影響していないことが確認されてからはじめて、うつ病などのこころの病気が発生しているのではないかと考えます。

また、緑内障などのように、ある種類の抗うつ薬が使えないという病気もありますので、既往歴を事前に確認しておくことは大切なことです。

「家族歴」について

うつ病は、さまざまな要因が重なって起こる病気ですが、その要因のひとつとして考えられているのが遺伝的素因です。

第一親等(自分の親や自分の子供)にうつ病の既往がある人のうつ病の発症率は、そうではない人の2倍〜3倍と言われています。

うつ病は遺伝病ではありませんので、遺伝の影響に過敏になる必要はありません。

しかし、発症のしやすさにおいては遺伝的要因も認められていますので、注意を払うのに越したことはないということです。

「生活歴」について

生活歴とは、出生から現在までどのような生活を送ってきたか、つまり「生い立ち」のことです。

うつ病の発症は、現在の生活のみで原因を考えればよいわけではなく、学生時代、幼少期の養育状況、はては出生時の状況までさかのぼる、長期的なスパンでの影響を考えることも重要とされています。

生活歴の質問には、次のようなポイントがあります。

生活歴で重要になるポイント

出生時

・正常分娩かどうか
・母親が出産後に精神的不調を起こさなかったか

乳幼児期

・母親の世話をほどよく受けていたか
・母親のかわりの養育者はいたか
・保護者の態度に次のことがなかったか
  過保護
  過干渉
  支配的
  厳格
  拒否的
  冷淡
  放任

学業生活

・出席状況
・交友関係
・最終学歴
・非行の有無

職業生活

・職歴
・職業の適否
・職場での人間関係
・地位
・異動
・職場での評判

結婚生活

・夫婦生活
・不和
・葛藤
・別居
・離婚

老年期

・退職
・家族との死別
・離別
・心身の老化

うつ病の診断手順

精神病院や心療内科では、初診時に以上のようなことを30分以上かけてじっくりと問診していきます。

そして、その結果を総合的に判断し、うつ病の度合いを診断してそれぞれの症状に合わせた治療を始めていくのが一般的です。

このエントリーをはてなブックマークに追加
Pocket


公開日: 2015/3/12 最終更新日: 2015-05-29  うつ病, こころの病気について

セロトニンを増やすためのサプリ

薬を使わずにセロトニンを増やすことを目的としたサプリについての記事はこちらからどうぞ。


セロトニンのサプリについて

【2019】当サイトお勧めの天然素材のセロトニンサプリ総合ランキング

マインドガードDX

  • 安心の老舗セロトニンサプリ!
  • 圧倒的なトリプトファン量
  • 体内吸収率の良いドリンクタイプ

グッドナイト27000

  • 睡眠サプリの実力派
  • 現行品ではNo.1の高配合率
  • 2016年モンドセレクション金賞受賞

ネ・ムーンプラス

  • 眠り草クワンソウ高配合
  • やさしい天然ハーブ効果
  • 飲みやすい錠剤タイプ

« 野生動物からのヒント!「多相性睡眠」とは? ミドルエイジ・クライシス!中高年に多いうつ病とは? »

プロフィール

当サイトはうつ病、パニック障害、不眠症を経験した管理人が立ち上げたこころと睡眠に関する情報サイトです。なるべく薬に頼らずに安定した心の状態と睡眠を得る事を目的としています。

プロフィールの詳細

よく読まれている記事

  • お問い合わせ 2 views
  • 管理人プロフィール 1 view
  • スマホが不眠を誘発する? 2 views
  • 眠りに特化したナイトミルクとメラトニン 1 view
  • 心の三原色 5 views

「睡眠」を詳しく

  • 人はなぜ眠るのか
  • レム睡眠とノンレム睡眠
  • 昼寝はどのくらいが効果的?
  • アルコールと熟睡の関係
  • 耐え難い眠気に襲われる「過眠症」
  • 8時間眠れば、起床時間は何時でも構わない?
  • 睡眠の危機的状況を乗り切る!「アンカースリープ」とは?
  • 野生動物からのヒント!「多相性睡眠」とは?
  • 眠れなくても死ぬわけではない?断眠の世界記録
  • 眠っているのに歩き回ってしまう睡眠障害とは?

不眠症改善メニュー

  • 不眠症とはどんな病気?
  • 不眠症をまねく原因
  • あなたは大丈夫?不眠症のセルフチェックをしましょう
  • ぐっすり熟睡するために!「快眠」のための理想の一日とは?
  • 安眠を誘う飲み物「ホットミルク」
  • スマホが不眠を誘発する?
  • 眠りに良いお風呂の作法
  • 眠りに特化したナイトミルクとメラトニン
  • サウンドヒーリングで安眠のススメ
  • 眠りを誘うアロマテラピー
  • 安眠を誘う「呼吸法」の6つの手順と知っておくべき注意点
  • 日本独特の民間療法!不眠に効果のある「指圧法」
  • ふとんの中にも天気がある?「寝床内気象」とは
  • ここがポイント!熟睡を得るための「ふとん」の条件

セロトニンを詳しく

  • セロトニンの三つの重要な働き
  • セロトニンが弱るとどんなことが起こる?①
  • セロトニンが弱るとどんなことが起こる?その2
  • 心の三原色
  • 一日の始まりにしっかりと太陽光を浴びよう
  • 「快」に作用するドーパミン
  • 「不快」に作用するノルアドレナリン
  • 生命活動を支える屋台骨「自律神経」
  • 眠りホルモン「メラトニン」とセロトニンの関係
  • アンチエイジングに効果のあるメラトニン
  • セロトニンを増やす!【トリプトファン】が豊富な食材とは!?
  • やっぱり朝が大切!朝の運動がセロトニンを増やす
  • ストレスホルモン「コルチゾール」
  • 不眠とうつの深い関係と「セロトニン」の役割

こころの不調について

  • うつ病とはどんな病気?
  • うつ病と併発しやすい心の病気
  • うつ病は脳の病気ーモノアミン仮説
  • うつ病になりやすい性格
  • パニック障害とは
  • 統合失調症とは
  • ストレス障害(PTSD)とは
  • 心だけが原因ではない?うつ病を招くからだの病気
  • 甘えとは違う?「新型うつ病」とうつ病はどこが違うのか
  • 専門医が基準とする「うつ病」の国際的な診断基準とは?
  • 「はじめての問診」うつ病で聞かれる質問の意図とは?
  • ミドルエイジ・クライシス!中高年に多いうつ病とは?
  • 7つの公式!自己催眠を利用した「自立訓練法」
  • 認知症と間違われやすい「せん妄」とは?

薬について

  • 睡眠薬と不眠タイプの関係
  • 睡眠薬のさまざまな副作用
  • 【デパス依存】デパスって安易に処方されすぎ?
  • 妊娠中に【睡眠薬】が必要になったら・・・
  • 薬局で購入できる睡眠薬は「睡眠薬」ではない??
  • 精神安定剤 を大きく分類すると?【抗精神病薬】
  • 精神安定剤 を大きく分類すると?【抗うつ薬】
  • 【精神安定剤】の4つの分類と「依存」への警笛
  • 信用できない医師もいる??セカンドオピニオンを考える時

サイト内検索

新着記事

  • セロトニンサプリとは?

    薬を使わず改善!【セロトニンサプリ】とは!?

    2015年11月18日(水) セロトニンについて, 薬について

  • 不眠とうつの深い関係と「セロトニン」の役割

    不眠とうつの深い関係と「セロトニン」の役割

    2015年10月14日(水) セロトニンについて, セロトニンを詳しく

  • waiting-room-548136_640

    信用できない医師もいる??セカンドオピニオンを考える時

    2015年4月14日(火) 精神安定剤, 薬について

  • 不安

    【精神安定剤】の4つの分類と「依存」への警笛

    2015年4月2日(木) 精神安定剤, 薬について

  • 抗うつ剤

    精神安定剤 を大きく分類すると?【抗うつ薬】

    2015年3月20日(金) 精神安定剤, 薬について

カテゴリー

  • PTSD (1)
  • 「睡眠」を詳しく (11)
  • うつ病 (9)
  • こころの病気について (14)
  • せん妄 (1)
  • コルチゾール (1)
  • セロトニンについて (15)
  • セロトニンを詳しく (8)
  • デパス (1)
  • トリプトファン (1)
  • ドーパミン (1)
  • ノルアドレナリン (1)
  • パニック障害 (2)
  • メラトニン (2)
  • 不眠症改善メニュー (13)
  • 眠りについて (24)
  • 睡眠薬 (4)
  • 精神安定剤 (4)
  • 統合失調症 (1)
  • 自律神経 (1)
  • 薬について (10)

アーカイブ

  • 2015年11月 (1)
  • 2015年10月 (1)
  • 2015年4月 (2)
  • 2015年3月 (22)
  • 2015年2月 (7)
  • 2015年1月 (17)
  • 2014年12月 (12)

サイト情報

  • サイトマップ
  • お問い合わせ
  • 管理人プロフィール

Copyright© 2023 眠りこころラボ|セロトニンを増やして不眠を退治!良質なセロトニンサプリも厳選紹介!. All rights reserved.

ページトップへ