セロトニンの三つの重要な働き
セロトニンとは?
この記事の目次
セロトニンとは、おもに「心の安定、バランスをとること」に作用する脳の神経伝達物質で、「脳内物質」「脳内ホルモン」のことです。
最近では、セロトニンのことを「幸せホルモン」などと呼ぶこともあるようです。
普段、「セロトニン」を意識して生活している方は、圧倒的に少ないと思います。
しかし、セロトニンを意識するしないに関わらず、何事にも前向きで、元気にいきいきと毎日を送っている方にはひとつの共通点があります。
それは、
自然とセロトニン神経を活性化させて、
脳内でセロトニンを十分につくりだしている
という点です。
元気にいきいきと毎日を送っている人の共通点
自然とセロトニン神経を活性化させて、脳内でセロトニンを十分につくりだしている
逆に、
「疲れやすい」
「気力がわかない」
「落ち込みやすい」
「毎日が楽しくない」
「眠れない」
と常日頃から感じているような人達は、自然に「セロトニン神経を弱らせる」生活をしています。
近年、うつ病や不眠症に悩む人が増加している原因も、セロトニン神経を弱らせる生活習慣に依るところが大きいと言えます。
セロトニンは脳にある重要な脳内物質
セロトニン神経は脳の中の、更に奥にある「脳幹」という部分にあります。
脳はすべての脊髄動物が持っている器官で、呼吸や血液循環、消化、歩行、咀嚼などの全ての生命活動に関わる運動に指令を出す役目を持っています。
セロトニン神経は、身体の中でも最も重要な器官である脳内に存在します。
このことからも、セロトニンがどれだけ生命にとって重要な意味を持つ脳内物質であるかということがわかります。
セロトニンは頼れる脳のリーダー
セロトニンの役割を会社組織やチームに例えると、いつも冷静沈着な脳内のチームリーダーと言えます。
熱く、力強くパワフルな活力にみなぎっているが、時に暴走しがちなドーパミン、危険を察知し、危機を避けることに長けてはいるが、不快に対してパニックを起こしてしまう弱さもあわせ持つノルアドレナリンといった、個性豊かなメンバー達の良い点を活かしながら、時に励まし、時になだめながら、最大限のチームワークを発揮するように導く。
そんな頼れるチームリーダーのように、脳の活動全体のバランスを整え、心と身体をともに支えてくれるのがセロトニンなのです。
セロトニンの主な働き
セロトニンには人体にとって様々な働きがありますが、安定した心と睡眠にとって、最も重要な次の三つの働きをします。
セロトニンの3つの重要な働き
「落ちついた覚醒」をもたらす
「平常心」を保つ
「自律神経」を調節する
【落ち着いた覚醒】ー熱すぎず醒めすぎずの爽やかな覚醒ー
セロトニンは、神経細胞のほとんどをつかさどる大脳皮質の活動を抑えながら、その働きを上から無理に押さえつけるのではなく、絶妙なバランスで維持してくれます。
セロトニンが出ている間は、ドーパミン(「快」や「快楽」に働く脳内物質)やノルアドレナリン(「不快」や「恐怖」に働く脳内物質)のような、心拍数が高まったり、血圧を上昇させたりといった、激しい興奮を誘発しがち覚醒とは違い、血圧は一定で心拍数も落ち着いた、熱すぎず醒めすぎず冷静かつ爽やかな心地よい覚醒をもたらします。
【平常心】—感情のバランスをとり、いかなることにも動じない心にー
セロトニンは心の浮き沈みをバランス良く調整する働きをします。
ドーパミンとノルアドレナリンの働きを適切にコントロールして、心の平安をうながしてくれるのです。
ストレスにさらされ、抑うつ状態を招きそうな場合でもセロトニンは平常心を保ったまま心の問題に対処しますので、気持ちをうまく切り替えて、問題を受け流すことができます。
また、わけもなく不安になったり、パニック状態に陥りそうな場合でも、セロトニンが活性化していれば、流される事なく上手に感情をコントロールしてくれます。
「快」にしろ、「不快」にしろ心で起こっているすべての現象を毎度毎度すべて受け止めて、すべてに対して反応を返すとなると、心は反応しきれずにパニック状態に陥ります。
そこでセロトニンは、今すぐ対応すること、今は対応しなくてもいいことを切り分けて、今しなければならないことに集中できるようにパニックに陥る事なく心のバランスをとるという働きをします。
【自律神経の調節】ー副交感神経と交感神経のバランスをとるー
自立神経とは、心臓、呼吸、発汗、体温調節、消化などをコントロールして、体の状態を正しく支えてくれる神経です。
動悸息切れ、冷え性、低血圧などの身体的な症状や、情緒不安定、不眠症などの心因的な症状が発生している状態は、多くの場合、自律神経に問題が発生しています。
セロトニンは、この自律神経が正常に働くように制御する働きをします。
自律神経は交感神経(起きている時に働く神経)と副交感神経(眠っている時に働く神経)の二つの神経で構成されており、これらの神経は私たち人が自分の意思で動かす事はできません。
セロトニンはこの二つの自律神経が正しく適切に働くように、ここでも絶妙にバランスを調整してくれるのです。
セロトニンはバランス調整の達人
セロトニン活性化生活のすすめ
このように、セロトニンは「覚醒状態」「感情」「自律神経」など、メンタル状態から身体面まで幅広く絶妙なバランスを調整し、毎日をいきいきと健康的に過ごす為、「こころとからだのバランスの達人」として日々働いてくれています。
このサイトでは、様々なセロトニン神経を活性化していく方法をご紹介しています。
ぜひ、日々の生活の中でセロトニン活性を心がけ、穏やかな心の安定と、ぐっすりとした睡眠を得るための参考にして下さい。
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