眠りこころラボ|セロトニンを増やして不眠を退治!良質なセロトニンサプリも厳選紹介!

眠りこころラボ|セロトニンを増やして不眠を退治!良質なセロトニンサプリも厳選紹介!
  • ホーム
    home
  • 眠りについて
    sleep
    • 「睡眠」を詳しく
    • 不眠症改善メニュー
  • セロトニンについて
    serotonin
  • こころの病気について
    heart
  • 薬について
    medicine
眠りこころラボ TOP > 眠りについて > 「睡眠」を詳しく > 野生動物からのヒント!「多相性睡眠」とは?

野生動物からのヒント!「多相性睡眠」とは?

こちらの記事で、どうしても睡眠時間が確保できない場合の応急措置として「アンカースリープ」という睡眠法をご紹介しました。

ここでは、もう一つの方法として「多相性睡眠」という睡眠法をご紹介します。

野生動物の睡眠

しかし、この多相性睡眠という睡眠法は、軍事活動に関連してアメリカでさかんに研究されている睡眠法です。

アンカースリープの記事でご紹介したような日常生活においてのせっぱつまった状況よりも、更に緊迫した生死に関わるような非常事態時を想定した睡眠法です。

この記事に関しては、実践法というよりも、あくまでひとつの読み物程度にとどめて読み進んで頂ければと思います。

多相性睡眠は野生動物の眠り方

この記事の目次

  • 1 多相性睡眠は野生動物の眠り方
  • 2 人間の眠り方は「単相性睡眠」
  • 3 緊急事態時での多相性睡眠
    • 3.1 太平洋横断ヨットレースでの多相性睡眠
    • 3.2 偉人達の多相性睡眠
  • 4 あくまで究極的な非常事態時においてのみ

多相性睡眠とは、一日の中で複数回の睡眠と覚醒を繰り返すことを言います。

ほとんどの野生動物は、食うか食われるかの弱肉強食の世界で生きています。

それは起きている時のみならず、眠っている間も同様です。

むしろ眠っている間のほうが危険で、その無防備な瞬間を他の補食動物たちが虎視眈々と狙っています。

それくらい、いつ何時でも緊迫した状況下におかれている野生動物が獲得した眠り方が多相性睡眠です。

この多相性睡眠は、野生動物のみならず、犬やネコなども含めたほ乳類の85%が多相性睡眠であると言われています。

人間の眠り方は「単相性睡眠」

逆に、昼間はしっかりと起きて活動し、夜にまとまった睡眠をとる眠り方のことを「単相性睡眠」と呼びます。

私たち人間の睡眠は単相性睡眠です。

しかし、生まれて間もない赤ちゃんの睡眠は、昼夜を問わずに睡眠と覚醒を繰り返す多相性睡眠です。

生後1年くらいから、ある程度夜にまとまって眠ることできるようになってきて、4歳くらいまでには本来の人間の眠り方である単相性睡眠にシフトします。

緊急事態時での多相性睡眠

実際の緊急事態時でとられている多相性睡眠を取り入れた具体的な睡眠法とは、

・4時間おきに30分づつ眠る

という方法です。

この方法は、多相性睡眠の特色を活かし、

「必要な睡眠の最小限の時間を24時間内に最適に配分して、パフォーマンスレベルの低下を最小限に抑える」

という目的で行われます。

太平洋横断ヨットレースでの多相性睡眠

大西洋横断ヨットレースをご存知でしょうか?

この大西洋横断ヨットレースは、難航なコースを1週間以上にもわたってヨットでめぐりタイムを競うという過酷なレースで、睡眠時間も大きく競技の勝敗に作用するレースとしても知られています。

このレースの参加者の睡眠を分析した記録があります。

その記録によると、睡眠をまとめてとっていた「単相性睡眠」のチームが最下位で、睡眠を分割式にして4時間おきに30分の睡眠をとっていた「多相性睡眠」のチームが優勝したという結果が出たそうです。

偉人達の多相性睡眠

イタリアの代表的な天才芸術家であるレオナルド・ダ・ビンチは、4時間おきに15分づつしか眠らなく、1日のトータル睡眠時間は1時間30分から2時間程度だったといいます。

現代の偉人では、ここまで極端な多相性睡眠とは異なりますが、Appleの創始者であるスティーブ・ジョブズが分割睡眠を提唱していることで知られています。

例えば、8時間の睡眠をとる場合、4時間の睡眠を2回に分けてとるのだそうです。

もっとも彼の場合は、8時間もの間睡眠によって思考が停止してしまうことを恐れたため、という理由からだったようですが、生理学的な効果があることも体験的に知っていたのでしょう。

あくまで究極的な非常事態時においてのみ

ここまで多相性睡眠についてご紹介してきましたが、これらの方法はあくまでも究極的な非常時においてのみ有効な睡眠法です。

実際には、「最小の人数で長期間にわたって秘密裏に任務を遂行しなければならない原子力潜水艦の乗組員」といった、かなり特殊な状況下におかれた人が実践している方法だと言われています。

普通の人が自分の仕事などに応用しようと真似をしてみたところで、睡眠不足による疲労が溜まるだけで、仕事の能率自体は確実に低下するだけでしょう。

どんなに忙しい状況が続いたとしても、結局、質の良い睡眠を十分にとることで、初めて脳と体がしっかりと働き、成果をあげることができるという大前提は忘れないようにして下さい。

このエントリーをはてなブックマークに追加
Pocket


公開日: 2015/3/11 最終更新日: 2015-05-29  「睡眠」を詳しく, 眠りについて

セロトニンを増やすためのサプリ

薬を使わずにセロトニンを増やすことを目的としたサプリについての記事はこちらからどうぞ。


セロトニンのサプリについて

【2019】当サイトお勧めの天然素材のセロトニンサプリ総合ランキング

マインドガードDX

  • 安心の老舗セロトニンサプリ!
  • 圧倒的なトリプトファン量
  • 体内吸収率の良いドリンクタイプ

グッドナイト27000

  • 睡眠サプリの実力派
  • 現行品ではNo.1の高配合率
  • 2016年モンドセレクション金賞受賞

ネ・ムーンプラス

  • 眠り草クワンソウ高配合
  • やさしい天然ハーブ効果
  • 飲みやすい錠剤タイプ

« 睡眠の危機的状況を乗り切る!「アンカースリープ」とは? 「はじめての問診」うつ病で聞かれる質問の意図とは? »

プロフィール

当サイトはうつ病、パニック障害、不眠症を経験した管理人が立ち上げたこころと睡眠に関する情報サイトです。なるべく薬に頼らずに安定した心の状態と睡眠を得る事を目的としています。

プロフィールの詳細

よく読まれている記事

  • お問い合わせ 1 view
  • 管理人プロフィール 3 views
  • 人はなぜ眠るのか 1 view
  • スマホが不眠を誘発する? 1 view
  • 眠りに特化したナイトミルクとメラトニン 2 views

「睡眠」を詳しく

  • 人はなぜ眠るのか
  • レム睡眠とノンレム睡眠
  • 昼寝はどのくらいが効果的?
  • アルコールと熟睡の関係
  • 耐え難い眠気に襲われる「過眠症」
  • 8時間眠れば、起床時間は何時でも構わない?
  • 睡眠の危機的状況を乗り切る!「アンカースリープ」とは?
  • 野生動物からのヒント!「多相性睡眠」とは?
  • 眠れなくても死ぬわけではない?断眠の世界記録
  • 眠っているのに歩き回ってしまう睡眠障害とは?

不眠症改善メニュー

  • 不眠症とはどんな病気?
  • 不眠症をまねく原因
  • あなたは大丈夫?不眠症のセルフチェックをしましょう
  • ぐっすり熟睡するために!「快眠」のための理想の一日とは?
  • 安眠を誘う飲み物「ホットミルク」
  • スマホが不眠を誘発する?
  • 眠りに良いお風呂の作法
  • 眠りに特化したナイトミルクとメラトニン
  • サウンドヒーリングで安眠のススメ
  • 眠りを誘うアロマテラピー
  • 安眠を誘う「呼吸法」の6つの手順と知っておくべき注意点
  • 日本独特の民間療法!不眠に効果のある「指圧法」
  • ふとんの中にも天気がある?「寝床内気象」とは
  • ここがポイント!熟睡を得るための「ふとん」の条件

セロトニンを詳しく

  • セロトニンの三つの重要な働き
  • セロトニンが弱るとどんなことが起こる?①
  • セロトニンが弱るとどんなことが起こる?その2
  • 心の三原色
  • 一日の始まりにしっかりと太陽光を浴びよう
  • 「快」に作用するドーパミン
  • 「不快」に作用するノルアドレナリン
  • 生命活動を支える屋台骨「自律神経」
  • 眠りホルモン「メラトニン」とセロトニンの関係
  • アンチエイジングに効果のあるメラトニン
  • セロトニンを増やす!【トリプトファン】が豊富な食材とは!?
  • やっぱり朝が大切!朝の運動がセロトニンを増やす
  • ストレスホルモン「コルチゾール」
  • 不眠とうつの深い関係と「セロトニン」の役割

こころの不調について

  • うつ病とはどんな病気?
  • うつ病と併発しやすい心の病気
  • うつ病は脳の病気ーモノアミン仮説
  • うつ病になりやすい性格
  • パニック障害とは
  • 統合失調症とは
  • ストレス障害(PTSD)とは
  • 心だけが原因ではない?うつ病を招くからだの病気
  • 甘えとは違う?「新型うつ病」とうつ病はどこが違うのか
  • 専門医が基準とする「うつ病」の国際的な診断基準とは?
  • 「はじめての問診」うつ病で聞かれる質問の意図とは?
  • ミドルエイジ・クライシス!中高年に多いうつ病とは?
  • 7つの公式!自己催眠を利用した「自立訓練法」
  • 認知症と間違われやすい「せん妄」とは?

薬について

  • 睡眠薬と不眠タイプの関係
  • 睡眠薬のさまざまな副作用
  • 【デパス依存】デパスって安易に処方されすぎ?
  • 妊娠中に【睡眠薬】が必要になったら・・・
  • 薬局で購入できる睡眠薬は「睡眠薬」ではない??
  • 精神安定剤 を大きく分類すると?【抗精神病薬】
  • 精神安定剤 を大きく分類すると?【抗うつ薬】
  • 【精神安定剤】の4つの分類と「依存」への警笛
  • 信用できない医師もいる??セカンドオピニオンを考える時

サイト内検索

新着記事

  • セロトニンサプリとは?

    薬を使わず改善!【セロトニンサプリ】とは!?

    2015年11月18日(水) セロトニンについて, 薬について

  • 不眠とうつの深い関係と「セロトニン」の役割

    不眠とうつの深い関係と「セロトニン」の役割

    2015年10月14日(水) セロトニンについて, セロトニンを詳しく

  • waiting-room-548136_640

    信用できない医師もいる??セカンドオピニオンを考える時

    2015年4月14日(火) 精神安定剤, 薬について

  • 不安

    【精神安定剤】の4つの分類と「依存」への警笛

    2015年4月2日(木) 精神安定剤, 薬について

  • 抗うつ剤

    精神安定剤 を大きく分類すると?【抗うつ薬】

    2015年3月20日(金) 精神安定剤, 薬について

カテゴリー

  • PTSD (1)
  • 「睡眠」を詳しく (11)
  • うつ病 (9)
  • こころの病気について (14)
  • せん妄 (1)
  • コルチゾール (1)
  • セロトニンについて (15)
  • セロトニンを詳しく (8)
  • デパス (1)
  • トリプトファン (1)
  • ドーパミン (1)
  • ノルアドレナリン (1)
  • パニック障害 (2)
  • メラトニン (2)
  • 不眠症改善メニュー (13)
  • 眠りについて (24)
  • 睡眠薬 (4)
  • 精神安定剤 (4)
  • 統合失調症 (1)
  • 自律神経 (1)
  • 薬について (10)

アーカイブ

  • 2015年11月 (1)
  • 2015年10月 (1)
  • 2015年4月 (2)
  • 2015年3月 (22)
  • 2015年2月 (7)
  • 2015年1月 (17)
  • 2014年12月 (12)

サイト情報

  • サイトマップ
  • お問い合わせ
  • 管理人プロフィール

Copyright© 2023 眠りこころラボ|セロトニンを増やして不眠を退治!良質なセロトニンサプリも厳選紹介!. All rights reserved.

ページトップへ