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睡眠薬のさまざまな副作用

睡眠薬の主流「ベンゾジアゼピン系」

この記事の目次

  • 1 睡眠薬の主流「ベンゾジアゼピン系」
    • 1.1 致死に至ることもあった「バルビツール酸系」睡眠薬
    • 1.2 睡眠薬に対する怖いイメージ
  • 2 べンゾジアゼピン系睡眠薬の副作用
    • 2.1 安全性は高まったが、副作用がなくなったわけではない
    • 2.2 べンゾジアゼピン系睡眠薬の注意するべき副作用
      • 2.2.1 筋弛緩作用
      • 2.2.2 持ち越し効果
      • 2.2.3 離脱症状
      • 2.2.4 記憶障害
      • 2.2.5 奇異反応
    • 2.3 非べンゾジアゼピン系睡眠薬の副作用
    • 2.4 精神的な依存には要注意!

「ベンゾジアゼピン系」の睡眠薬は、開発されたのが1960年代と古いですが、現在でも一般的に幅広く処方されている睡眠薬です。

ベンゾジアゼピン系睡眠薬には、ハルシオン、デパス、サイレース、ベンザリンなど、薬の作用時間が異なるさまざまな種類があります。

致死に至ることもあった「バルビツール酸系」睡眠薬

べンゾジアゼピン系睡眠薬が一般的になる前は、バルビツール酸系の睡眠薬が主流でした。

この、バルビツール酸系の睡眠薬は、多くの副作用があり、依存性が高く、使い方を誤り、過剰投与した場合、死に至ることもある危険性の高い睡眠薬でした。

睡眠薬に対する怖いイメージ

睡眠薬に対する、

「一度飲んだら絶対にやめられない」
「どんどん増えていく」
「量を間違えたら命取り」

といった怖いイメージは、このバルビツール酸系の睡眠薬から来ていると思われます。

確かにバルビツール酸系の睡眠薬は、効き目が強いかわりに、依存性が高く、量によっては生命に危険を及ぼすこともある、取り扱いに厳重な注意が必要な薬でした。

現在では、このバルピツール酸系の睡眠薬は、てんかん発作時や、手術前の麻酔導入時などの特別な場合を除き、一般の臨床ではほとんど使用されなくなっています。

現在の睡眠薬の主流である、べンゾジアゼピン系睡眠薬は、依存性や副作用が少なく、安全な薬であると言われていて、仮に大量に服薬してしまっても、直接的な生命の危険に及ぶことはないと言われています。

べンゾジアゼピン系睡眠薬の副作用

安全性は高まったが、副作用がなくなったわけではない

このように、バルビツール酸系の睡眠薬が中心だった時代から、ベンゾジアゼピン系睡眠薬へと移行した現代では、睡眠薬の安全性は大きく高まりました。

しかしながら、睡眠薬の副作用が完全になくなる訳ではなく、次のようなさまざま問題が起こる場合があります。

べンゾジアゼピン系睡眠薬の注意するべき副作用

筋弛緩作用

◎筋緊張低下
◎脱力

筋肉が弛緩され、体に力が入らずに、立ち上がった時に転倒してしまうなどの症状。

特に高齢者は骨折してしまうこともあるので要注意。

持ち越し効果

◎翌朝眠気が残る
◎だるい
◎ふらつく
◎めまい

など、薬の効果が残り日中の活動に支障をきたす症状。

離脱症状

◎不眠
◎不安
◎焦燥
◎イライラ感
◎めまい
◎頭痛
◎音や光、臭いに対しての知覚異常
 
など、薬を急にやめることによって現れる症状。

薬を中止することで出現する、服用前よりも強い不眠のことを「反跳性不眠」という。

記憶障害

◎健忘

薬を飲んでから、寝る前までに行った記憶の一部が抜ける。

夜中に中途覚醒して、一旦起きてからの記憶がなくなる場合もある。

多幸、多弁などの精神状態を伴い、普段はしないような電話やメールを送って、翌朝全く覚えていないということもある。

アルコールと併用することにより、更に症状が発現しやすくなる。

奇異反応

◎興奮
◎脱抑制
◎攻撃性

など、本来、鎮静効果をもたらす薬効とは真逆の反応を引き起こす症状。

抑制を欠いた、攻撃性の強い行動をとってしまう事もある。

非べンゾジアゼピン系睡眠薬の副作用

「非べンゾジアゼピン系」の睡眠薬は、ゼンゾジアゼピン系の改良型ともいうべき、比較的新しい睡眠薬です。

筋弛緩作用による転倒などの事故や、依存、離脱症状などの副作用が起こりにくいと言われています。

非ベンゾジアゼピン系の睡眠薬には、「アモバン」や「マイスリー」があり、特にマイスリーは一般の内科などでも広く処方され、現在、最も処方されている睡眠薬のひとつです。

この、非べンゾジアゼピン系の睡眠薬ですが、実際に全く依存性のない、完璧な睡眠薬かと言うとそうではなく、長期間の使用によって、やはり耐性が生じる可能性があるため、継続的な服用の推奨はされていません。


また、健忘においては、顕著に現れるという報告もあり、極端な例では、夜中にベッドを抜け出し、料理をしたり、車を運転して買い物に出かけたりしたことを全く覚えていない、という人もいるようです。

プラセボ(偽薬)による実験においては、偽薬に比べて、うつ病の発症率が2倍に増えたというデータも報告されているなど、改良すべき副作用の問題はまだまだクリア出来ているとは言えないようです。

精神的な依存には要注意!

これらの副作用の問題は、特に長期的な継続使用において出現することが顕著になっています。

また、このような身体性の依存が特に当てはまらない場合でも、睡眠薬の服用が長くなっていくにつれて、

「薬を飲まないと眠れないのではないか?」
「薬を飲んでいないのですぐに目覚めてしまうのではないか?」

という思い込みにとらわれる「精神的な依存」に繋がることは往々にしてあることです。

睡眠薬を使う場合、医師による適切な指導の元で薬の種類や量を調整することはもちろんですが、睡眠薬の安易な長期使用はやはり避けるべきでしょう。

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公開日: 2015/1/29 最終更新日: 2015-03-17  睡眠薬, 薬について

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