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眠りこころラボ TOP > 薬について > デパス > 【デパス依存】デパスって安易に処方されすぎ?

【デパス依存】デパスって安易に処方されすぎ?

「なんとなく不安が消えない」
「胸のあたりがつかえたような感じがする」
「イライラしやすい」
「寝付きが悪く眠れない」
「しっかり睡眠をとっているはずなのに眠った気がしない」
……

などの軽度のうつ症状や不眠症状を訴えて、心療内科や精神科を受診した場合、とりあえず「デパス」を処方されることが多いのではないでしょうか。

デパスの効用

この記事の目次

  • 1 デパスの効用
  • 2 デパスは安易に処方されすぎ?
    • 2.1 デパスの作用は、アルコールに似ている
  • 3 デパスは切れ際がわかりやすい
  • 4 デパスの依存性
    • 4.1 不安だから飲んでいたはずが・・・
  • 5 代替品として漢方やサプリを使用する場合
    • 5.1 デパスの代用品としての漢方
    • 5.2 デパスの代用品としてのセロトニンサプリ

デパスは、1984年に発売になったベンゾジアゼピン系の抗不安薬(マイナートランキライザー)です。

「デパス」は商品名で、一般名は「エチゾラム」です。

精神神経系の薬は外国企業産のものが多いですが、デパスは日本の製薬会社が開発した純国産の薬です。

デパスはもともと、うつ病の不安などの症状を緩和する精神安定剤ですが、心身の緊張をほぐし、眠くなる副作用がある為、軽度の不眠症にも睡眠導入剤としてよく処方されます。

また、筋弛緩作用が強いため、肩こりなどの緩和の為に内科などでも処方されることがあります。

デパスは安易に処方されすぎ?

このようにデパスは、精神科や心療内科のみならず、一般の内科や整形外科などのクリニックでわりと気軽に処方されることの多い薬です。

ジェネリック薬品の種類も多いことから薬価も安く、手軽に手に入る精神神経系の薬として、日本では広く使われている薬です。

デパスは、歴史のある安全性の高い、効果の幅広い万能薬と言われることもありますが、その性質や手に入りやすさからも、乱用による弊害を危惧する声も少なくはありません。

デパスの作用は、アルコールに似ている

デパスは、不安時、緊張が高まって落ち着かない時、寝つきが悪い時などの症状がある時に服用します。

これらの状態の時にデパスを飲んでしばらくすると、なんとなく意識がふわふわとしてきて、ほどよくもうろうとした感じになり、気分が落ち着いてきます。

これらの作用は、飲むタイミングといい、その効果といい、「お酒」にそっくりではないでしょうか。

また「脱抑制」と言って、抑制のタガが外れて理性を失い、普段の自分では思ってもみないような行動をとってしまうことが起こる場合があります。

これもお酒の上での失敗によく似ていませんか?。

言うまでもない事ですが、アルコールとの併用は、さらに神経抑制作用とアルコールの酩酊状態を増強することになります。

大変危険なので絶対にやめましょう。

デパスは切れ際がわかりやすい

デパスは短時間作用型で半減期が短いため、作用が残りにくいと言われています。

その為、即効性がある反面、効果が一定時間でスパっと切れやすい傾向があります。

マイナートランキライザーとしては鎮静効果が強いこともあり、薬の効果を感じやすく、薬の切れ際を自覚しやすいので、ついつい連用してしまいやすいという側面があります。

このあたりもお酒の効果に似ていると個人的には感じています。

デパスの依存性

依存について、Wikipediaでは、

大量連用により、まれに薬物依存を生じることがある。
また、大量投与または連用中における投与量の急激な減少ないし中止により、まれにけいれん発作、ときにせん妄、振戦、不眠、不安、幻覚、妄想等の禁断症状が現れることがある。                                wikipedia「エチゾラム」より

となっており、大量連用によって依存が生じる場合があるとされています。

不安だから飲んでいたはずが・・・

安全性が高いと言われ、どこの街のクリニックでも処方してもらえるデパスですが、依存性が高い、それほど気軽な薬ではないと思っています。

依存は、毎日服用していれば1ヶ月くらいで形成され、8ヶ月間で半数近くになるというデータもあるようで、個人的な体験からもそういったことは充分に起こりえると思います。

特に精神的な依存性についてはとても高く、最初は「不安だから飲んでいた」はずのデパスが、いつの間にか逆転してしまい、「飲まないと不安になる」となってしまう本末転倒なケースに繋がりやすいのです。

そこまでいってしまうと、今度は減薬や中止をする際に、不眠や焦燥、不安、頭痛、果ては幻覚など、さまざまな離脱症状が現れることもありえます。

やむおえなくデパスを使用する場合は、短期的に、もしくは頓服としての使用にとどめた方が無難でしょう。

また、服用を中止、減薬する際は自己判断で勝手にいきなり止めるのではなく、必ず専門医の指導の元、徐々に減らしていくようにして下さい。

代替品として漢方やサプリを使用する場合

このように、デパスをはじめとした精神安定剤はそれほど気軽におすすめできるものではありません。

そうは言っても、薬に頼らざるをえなくなってしまう不眠や不安、イライラ、胸のつかえ感、焦燥感のつらさはよくわかります。

そうした場合に、まず第一選択として薬を選択する前に、漢方薬や天然成分のサプリに代替えしてみるという方法もあります。

デパスの代用品としての漢方

漢方で言えば、ツムラの12番「柴胡加竜骨牡蛎湯(サイコカリュウコツボレイトウ)」があります。

このツムラの12番は、上半身に緊張が強く、不眠や不安、イライラの緩和、上半身の緊張、凝りの緩和、といったデパスの効能に非常によく似た作用があります。

デパスほどはっきりと、ふわふわと緊張を押さえつけるような感覚はありませんが、私自身の経験でいえば、意外と強い効果を感じましたし、即効性もそれなりにありました。

しかし、即効性がそれなりにあるということは、切れ際がわかりやすいとも言えます。

そのため、私の場合は切れ際になんとなく不快な感じ(デパスほどではありませんが)があり、薬の効能が切れたあたりでイライラ感が強くなるような気がして、しばらく使用を続けた後、自然とやめてしまい、また元の薬の使用に戻ってしまった経験があります。

このことを主治医に相談したところ、漢方薬では、そのように切れ際がはっきりとしたり、逆にイライラ感が強まるようなことは考えにくいということだったので、これは私だけの場合だったのかもしれません。

このあたりはかなり個人差があると思いますので、私の場合は合いませんでしたが、一度試されるのもよいかと思います。

ツムラの漢方薬に関しては、大抵のドラッグストアで購入出来ますし、クリニックで処方箋を書いてもらえば健康保険が適用され、薬局で購入することもできます。

デパスの代用品としてのセロトニンサプリ

また、その他の選択として、天然成分のサプリを使用するという選択もあります。

漢方は生薬といえども、薬は薬ですから必ずなんらかの副作用はあります。

しかし、天然成分で精製されたサプリは食品に分類されています。

その為、成分に対するもともとのアレルギーがあった場合は別として、副作用に関しての心配ほぼないと考えても大丈夫なようです。

最近では、こういったセロトニンを増やす事に着目したサプリもいろいろなものが発売されていますので、こちらも試してみる価値はあると思います。

セロトニンサプリには、デパスのような即効性はありませんが、しばらく続けてみることで、不眠や不安、焦燥、イライラ、うつっぽい、といった、不眠と心の問題の両面からの改善が期待できます。

ただし、セロトニンサプリには、デパスのような強い即効性があるわけではありません。

ある程度、継続的に使用することにより、少しづつ効果が現れてくるものです。

そういった意味では、デパスのような対症療法的なものではなく、根治療法と言えるものです。

⇨セロトニンサプリについて

すでに複数の薬を継続的に使用している場合や、うつ症状がかなり強いと思われる場合は、急に断薬するのではなく、まずは信頼のおける主治医にしっかりと相談するようにして下さい。

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公開日: 2015/1/30 最終更新日: 2015-10-14  デパス, 薬について

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