心の三原色
心に働く三つの脳内物質
私たちの心の状態に大きな作用をもたらす代表的な脳内物質には、「セロトニン」と「ドーパミン」、「ノルアドレナリン」の3つがあります。
これら三つの脳内物質の関係がどう心の働きに影響するのか、日本のセロトニン研究の第一人者である、東邦大学名誉教授の有田秀穂博士が提唱している「心の三原色」という考え方がとてもイメージしやすいので、色に例えて考えていきたいと思います。
心の三原色
有田博士の解説によると、ドーパミン、ノルアドレナリン、セロトニンという心に働く代表的な脳内物質を、光の三原色になぞらえて、
「ノルアドレナリン 」 ⇨ ネガティブな「青」
「セロトニン」 ⇨ 心が安定した状態を表す「緑」
の三色で「心の三原色」とします。
常になんらかの快感が続かなければいられない依存状態にいる時は、心が「赤」に塗りつぶされている状態です。
また、過剰なストレス要因で抑うつ状態になっている時は、心が「青」に塗りつぶされている状態です。
けれども、セロトニン神経が活発化していれば、ドーパミンが分泌されている間も赤と緑がバランスよく混ざり、心の色は暖かみのある「黄色」になります。
また、ノルアドレナリンのネガティブな青に押しつぶされそうになっている時でも、セロトニン神経が正常に働いていればバランスよく混ざり合い、心の色は爽やかな「水色」になります。
心が安定した状態であるセロトニンの緑色に行かず、快と不快の間だけを行ったり来たりすれば、心の色は「紫」になります。
このセロトニンが全く働いていない紫色の状態が、一番避けたい心の状態ですね。
これらのことから、心にとってもっとも良い状態とは、「赤」(快)にも「青」(不快)にも極端に振れすぎない、セロトニンが安定して働いているバランスのよい「黄色」や「水色」の中で日々の生活を送っている状態と言えます。
このように色に例えると、心に作用する代表的な三つの脳内物質が、どういうバランスで心に働くのが理想的なのか、とてもイメージしやすくなったのではないでしょうか。
理想の心の色は『純白』
最後に、有田博士が著作の中で、「心の三原色」の考え方について、とても素敵な締めくくりをしてらっしゃいますので、その部分を引用させて頂きたいと思います。
現実生活の中では、不快なことも味わわなければなりません。しかし、喜びや幸福感に満たされることがなければ、生きていても楽しくありません。それでいながらも、激しい感情に流されず、常に安定を保っていられる心の状態が理想的でしょう。そのような心の色は限りなく白に近づいているのだと思います。その心の状態が、どのようなことにも執着しない、とらわれることがなく、平常心でいられるということです。
有田秀穂 脳内セロトニン活性法 大和書房 より引用
かくありたいものですね。
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