妊娠中に【睡眠薬】が必要になったら・・・
現在、主流になっている睡眠薬や精神安定剤は、一昔前に比べて安全性が高まり副作用も少なくなっていると言われています。
一般的なケースにおいてはそうかもしれませんが、妊娠中の女性においてはどうでしょうか。
原則として睡眠薬や精神安定剤はNG
この記事の目次
現在、睡眠薬の主流であるベンゾジアゼピン系の睡眠薬は、胎盤を通過しやすい為、妊娠期間を通して服薬に十分な注意が必要と言われています。
また、妊娠期間のみならず、出産後の授乳に関しても母乳に移行することが確認されていますので、ベンゾジアゼピン系の睡眠薬を服薬しての新生児への授乳は、行わないようにするというのが一般的です。
やはり、妊娠中、授乳中には、睡眠薬や精神安定剤を控えるというのが原則と言えるでしょう。
次にあげる睡眠薬と精神安定剤は、妊娠中に服用した場合、催奇形性が高いと言われている薬です。
催奇形性の可能性がある睡眠薬と精神安定剤
商品名 | 一般名 |
デパケン |
バルプロ酸ナトリウム
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アレビアチン |
フェニトイン
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ミノアレ |
トリメタジオン
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セルシン |
ジアゼパム
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リーマス |
炭酸リチウム
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フェノバール |
フェノバルビタール
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テグレトール |
カルバマゼピン
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プリミドン |
プリミドン
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リポトリール |
クロナゼパム
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催奇形性(さいきけいせい)とは、妊娠中の女性が薬を服用したときに胎児に奇形が起こる危険性のことです。
特に、中枢神経、心臓や手足、目や鼻などの主要器官が形成される、妊娠4週~12週末までは特に注意が必要とされています。
逆に、妊娠4週未満に飲んだ薬に関しては、胎児への影響は心配ないとされています。
薬の安全性は主観の問題が大きい
どんな薬でも、100%安全な薬というのは存在しません。
それは、胎児にとっても、健康な大人にとっても同じ事です。
「影響がほとんどない」
と言われている薬であっても、例えば、外に出て交通事故にあう確率がゼロではないのと同じように、胎児であろうと、大人であろうと、影響が完全にないと言い切ることはできません。
安全かどうかの基準は、服用する人によって大きく変わります。
例えば、危険性が1%あるという薬でも、人によっては「そんなに危険があるのか!」と思う人もいれば、「それなら全然安全だ…」と感じる人もいるでしょう。
このように、薬の安全性に関してはどうしても個々の主観が入ってしまうため、明らかに危険性が高い場合を除いて、一概に安全かどうかの線引きをするのは難しいことと言えます。
しかし、妊娠中の女性に関しては、やはり、可能であるのならば、薬は使わないというスタンスを取るのが良いと思います。
デメリットが大き過ぎる場合
これまで、妊娠中や授乳中には睡眠薬や精神安定剤を使わないことが原則である、とのべてきましたが、薬を急に中止することが、大きなデメリットになる場合があります。
それは、妊娠が発覚する前に、
不眠症やうつ病の治療中で、すでに薬を長期的に使用している
という場合です。
この場合、薬を急にやめる事により、さまざまな離脱症状や反跳性不眠などが出ることが予想されます。
特に、妊娠中や出産後しばらくは、女性ホルモンのホルモンバランスが大きく崩れることにより、精神状態が更に不安定になります。
薬を中止することによって得られるメリット(妊娠の安全性の向上)より、デメリット(不眠、うつ状態の悪化)の方が明らかに大きくなることが予想される場合は、自己判断で服薬を中止するのではなく、必ず主治医とよく相談して、慎重に決定して下さい。
セロトニンサプリを試してみる
薬の変わりにサプリを試してみるという方法もあります。
不眠と不安の両方に効果のある天然サプリ
セロトニンを増やすことを目的としたサプリも、不眠や軽度なうつ状態などに一定の効果があると言われています。
妊娠中に使用する場合は、天然成分のサプリを使用すると安全です。
当サイトでお勧めしている、不眠と不安に効果のあるセロトニンサプリは天然素材100パーセントのマインドガードDXという日本のメーカーのサプリです。
このサプリは、医薬品とは違って「食品」に分類されているサプリメントです。
妊娠中の使用においての質問では、公式サイトで以下のような回答がされています。
ただ、個人差はありますが、睡眠薬のように飲んですぐに強い効き目が発揮されるものではありません。
そのような効果を求める人にとって、セロトニンサプリはあまり向きませんが、副作用については妊婦さんでもほぼ心配はないようです。
効果については、私の使用感としては、飲んだ直後に少しふわっとした感じがあり、なんとなく落ち着くような感じがありました。
しばらく続けているうちに、自然と寝入れる日が増えていったように思います。
また、それほど強いものではないので、日中、なんとなく気分がそわそわ、ざわざわしたり、イライラしやすいといったような場合で、精神安定剤的な使用の仕方もしていました。
通常は、一週間ほどで効果を実感しはじめる方が多いようです。
薬についての相談窓口
ここからは余談になりますが、私にも二人子供がいます。
妊娠が発覚した当時、妻はある精神病で治療中でした。
詳細は伏せますが、不眠や軽度のうつ症状とは違い、一生薬である程度はコントロールしていかなければならない類いの病気です。
受けていた治療は、リスクが比較的高いと言われている薬での治療だった為、結局、妻の強い希望で服薬を中止しました。
妻の場合は、不眠や軽度のうつ症状といったものではなかったので、他に代替案も探せず、私は何も適切なことをしてやることができなかったという思いが残っています。
また、その後、なんとか無事出産を迎えることができましたが、今度は授乳時にも同様の心配が発生してきました。
妊娠が発覚してから授乳期が終わる数年間は、どうしてもそういった悩みはついて回ると思います。
乗り切ってしまえば、あっという間の期間だったとも思えますが、当時は、妻本人も支えている私も相当に苦しみました。
※現在はまた投薬治療を再開し、定期的にカウンセリングも受けているので落ちついています。
その当時の経験から言えば、なんでもかんでも我慢する必要はないと思います。
睡眠薬も種類と症状によっては飲んだ方が結果的に良い場合もあると思います。
そうした際に、薬の専門家が相談にのってくれる機関がありますので参考までにご紹介します。
電話相談にも乗ってくれますので、どうしても薬が必要という方はご相談されてはいかがでしょうか。
※2018年1月10日追記
上記機関は、以前は電話相談も受け付けていましたが、現在は書面での相談のみに変更になったようです。
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