ふとんの中にも天気がある?「寝床内気象」とは
寝床内気象という言葉を聞いたことがありますか?
目にも耳にもあまり馴染みのない言葉だと思いますが、「寝床内気象」と書いて、「しんしょうないきしょう」と読みます。
肌着をイメージしてもらうとわかりやすいかと思うのですが、肌着と素肌はぴったりとくっついているわけではありません。
双方の間にはわずかな空気の層があります。
これを眠りの場合で考えた場合、ふとんなどの寝具とからだの間にも小さな空間ができます。
この空間の温度や湿度のことを「寝床内気象」と言います。
眠るときにはなぜふとんを使うのか?
この記事の目次
ふとんは「保温性」が重要
通常、誰しも眠る時には、敷きぶとんや掛けぶとんなどの寝具を使います。
これは、睡眠中は体温(深部体温)が下がるため、寝具で体をつつんで必要以上に体温が低下してしまうのを防ぐためです。
洋服を着たまま、ふとんも掛けずにソファーなどでうたた寝をしてしまうと、風邪を引きやすいことは誰でも経験的に知っていることでしょう。
睡眠中は体の運動量もぐっと減るため、からだが発する熱量も大きく減少します。
寝具はその熱量の低下をカバーする保温効果のために絶対に必要なのです。
ふとんには適度な「吸湿性」も必要
また、人は寝ている間に大量の汗をかいて水分を放出しています。
大人は一晩にコップ一杯分の汗をかくと言われています。
肌に直接ふれるのは寝間着やパジャマですが、同様に、ふとんにも適度な「保温性」と「吸湿性」が求められるのです。
質の良い睡眠を実現する快適な「寝床内気象」とは?
日本睡眠科学研究所によれば、良質な睡眠を実現するための快適な「寝床内気象」と「スリープ・コンフォートゾーン(安眠領域)」を次のように定めています。
良質な睡眠を実現するための「寝床内気象」
寝床の「温度」
■体温より少し高めの33度前後
ふとんに入った瞬間に、ちょっとひやっと感じる程度の温度。
ふとんに入ると、やがて人のからだから出る熱気で、寝床内の温度は〕上昇していく。
放出される熱量と、ふとんから放散される熱量はあるところでバランスを保つようになり、一定の温度をキープする。
この時の温度が33度よりプラスマイナス1度の温度で、人がもっとも快適に眠れる寝床内温度であるとしている。
寝床の「湿度」
■湿度は50%前後
多湿でもなく、かといって乾燥もしていないバランスのとれた湿度環境。
人が放出する熱量によって、だんだん寝床内の温度が上がり始めると、寝具内の水分が蒸発し、湿度はしだいに低下していく。
やがて、温度が平衡状態を保つようになると、湿度も安定するようになる。
この時の湿度が50%からプラスマイナス5パーセントの範囲内のときがもっとも快適と感じ、熟睡しやすいとされている。
いかがでしたでしょうか?
質の良い睡眠をとるためには、メラトニンを十分に分泌させるために、まずは寝室が暗いということが第一条件になりますが、快眠のための寝具選びも重要なポイントになります。
快適な寝床環境をつくるためには、天気の良い日はふとんを干す、シーツをこまめに洗濯する、といった日頃の小さなことでも大きく影響してきます。
また、もう何年も同じふとんやマットレスを使い続けて、くたびれてしまっているという状況もあると思います。
最近の寝具は年々進化していますから、思い切って新しい寝具を試しに、ショールームなどに足を運ばれるのもいいかもしれませんね。
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