安眠を誘う飲み物「ホットミルク」
ホットミルクはなぜ眠りに良いのか?
この記事の目次
お休み前に良い飲み物の代表と言えば、昔からホットミルクが良いと言われています。
小さな頃に、お母さんが温めてくれた牛乳をパジャマ姿で一杯飲んでから布団に入る、という毎晩の習慣があったご家庭も多かったのではないでしょうか。
そんな、「ほっと一息」つく為の飲み物としてのイメージが強いホットミルクですが、
なぜ牛乳が安眠や休息に効果があるのでしょうか。
その理由として、牛乳に含まれる次のような成分が関係しています。
牛乳にはカルシウムが多く含まれている
「カルシウムにはイライラを鎮める効果がある」とよく言いますが、なぜカルシウムがいいのでしょうか。
カルシウムは骨に含まれる成分と一般的に認識されていますが、骨に比べて割合は少ないですが血液中にも含まれています。
この血液中に含まれるカルシウムの濃度が非常に重要な役割を果たします。
この血液中に含まれるカルシウムの半分はたんぱく質と結合して、残った半分がカルシウムイオンとなります。
このカルシウムイオンが、イライラ、脳の興奮、緊張等の様々な不快な神経状態の緩和に働きかけると言われている為、血液中のカルシウム濃度を一定に保つことが非常に大切になっていきます。
逆に、これらのバランスが崩れて、血液中のカルシウム濃度が減少すると脳や神経に正確に情報が伝わらない為、スムーズな脳の活動が行われずに感情のコントロールの乱れやイライラの原因を誘発することになってしまいます。
牛乳にはトリプトファンが含まれている
牛乳にはトリプトファンが含まれています
トリプトファンは牛乳から発見された必須アミノ酸で、情緒の安定や安らぎ等の様々なこころの問題に働く、最も重要な脳内物質である「セロトニン」の材料と言われています。
また、穏やかでぐっすりとした眠りを誘う睡眠ホルモンである「メラトニン」は、セロトニンが十分に働く事により正常に分泌されます。
トリプトファンはセロトニンやメラトニンを増やすためには必須の物質なのですが、体内では合成できません。
その為、食品から摂り入れる必要がありますが、この「トリプトファン」の摂取を、牛乳からも補うことができます。
このように、安眠にとって重要な成分である「カルシウム」「トリプトファン」をお休み前に手軽に体内に摂りいれることができるというのが、就寝前のホットミルク習慣が世界中に広がっている要因でしょう。
ホットミルクにプラスするとよい食品
ホットミルクをお休み前に飲むだけではなく、次のような食品を添える等の工夫をすると更に安眠効果が期待できます。
ハチミツ
牛乳同様に、ハチミツも不眠を改善する食品として昔から親しまれてきました。
前述したように、牛乳にはセロトニンの原料になるトリプトファンという必須アミノ酸が含まれています。
ハチミツには、このトリプトファンを体内に吸収する作用を助ける効果があります。
ハチミツのこの効果を利用して牛乳と組み合わせる事により、よりセロトニンを増やす手助けになるわけですね。
また、天然ハチミツには殺菌効果もあるので、風邪の予防や病気になりづらい体作りにも役立つと言われています。
ハチミツミルクは体もぽかぽか暖まり、自然な甘さがほっこりしますので、こちらもお休み前の習慣にぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。
ナイトミルク
こちらの記事でもご紹介している、通常の牛乳よりメラトニンの含有量が多い「ナイトミルク」という牛乳もあります。
ナイトミルクは睡眠に作用するホルモン「メラトニン」の含有量が多く、通常の牛乳の3、4倍もメラトニンが含まれるそうです。
「ハチミツ」+「ナイトミルク」で「ハチミツナイトミルク」にすれば、更に最強のお休み前の習慣ができあがるかもしれませんね!
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