昼寝はどのくらいが効果的?
昼食をとった後に昼寝をする「シエスタ」と呼ばれる習慣をご存知ですか?
これは、スペイン、イタリアやギリシアなどの、南ヨーロッパから南米の暑い地域に古くからある習慣で、午後1時から4時くらいまで、店も閉めてしまってみんな自宅で昼寝や休憩をとるとか。
ちょっと日本人の私たちにはびっくりな習慣ですね。
けれども、日本にも江戸時代には昼寝の習慣があったそうです。
江戸時代の日本は、現代とは違ってエアコンなどありませんでしたから、特に蒸し暑い夏場の気温がピークになる午後の時間は、陽のあたらない屋内でうまく暑さをしのぐ昼寝が、体力を温存する生活の知恵でもあったんですね。
しかし、時代が変わって昼寝の習慣がなくなってしまった現代でも、「お昼ご飯を食べたあとは眠くなる」という経験は、誰しも日常的に感じることではないでしょうか。
昼下がりの眠気は満腹とは関係ない?
では、なぜ、昼食後の午後の時間帯は眠くなるのでしょうか。
「お腹が一杯になったから」眠くなる、となんとなくとらえている方がほとんどだと思いますが、実はそうではありません。
お腹が一杯になると眠くなるのであれば、朝食後や夕食後も眠くなるはずなのに、やはり昼食後の昼下がりの時間帯が一番強い眠気に襲われるのではないでしょうか。
この昼下がりに感じる強い眠気は、食事の有無とはそれほど関係なく、体内時計の周期(サーカディアンリズム)と関係しています。
私たちの体は、夜になって眠くなる睡眠リズムの他に、午後の2時〜3時くらいにかけて眠くなる自然のリズムを持っているのです。
昼寝は15〜30分程度に抑える
このように、昼食後にうとうとと眠くなってしまうのは、私たちの体が本来持っている自然のリズムなのであまり我慢しすぎるというのもよくありません。
午後一番の大事な会議で居眠りをしてしまった、睡魔をこらえつつ、午後の仕事にとりかかってミスを連発してしまった、といった事態を招きかねませんので、そんなときは昼休み中に、少し昼寝をするというのもひとつの脳の疲労回復法となります。
入眠までに5分、深く寝入って5分、トータルで10分程度での昼寝でも、脳の疲労を回復させ、夜に就寝するまでの活力を得ることに繋がります。
推奨される昼寝の長さは「15〜30分」です。
30分以上の昼寝はよくありません。
昼寝が長時間に及んでしまうと、夜の睡眠と同じように、目が覚めてから脳と体を覚醒させるまでに時間がかかってしまいます。
脳がなかなか覚醒しないので、すっきりするどころか、すぐには頭が働かずに逆効果になってしまいます。
あくまで「仮眠」のレベルでとどめておくことが、午後にすっきりと活動するためのコツです。
夜にぐっすり眠るために、昼寝はほどほどに
仮に、昼寝で2時間以上眠ってしまったとしたら、それはもう夜の睡眠と同じです。
体はひと眠りしたと勘違いしてしまい、体内時計が狂ってしまい、夜にちゃんと眠ろうと思ったときになかなか眠れなくなってしまったという事態を招いてしまいます。
日中、活発に活動することによりセロトニンは作られますので、昼寝をしている間は、セロトニンはほとんど作られません。
そのため、昼寝が長ければ長いほどセロトニンの備蓄が少なくなり、夜に眠れなくなる原因となりますので注意しましょう。
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